3月31日から4月5日まで、
木口木版画家、柴田優子さんの作品展が開かれました。
繊細な線と点によって描かれる詩的な世界
観ていると心が穏やかになります。
木口木版画は、立ち木を輪切りにした面を版木に用います。
柘植や椿、梨、楓など、非常に目の詰んだ固い木が使われ
ビュレンという彫刻刀で、繊細な線を描いて行きます。
銅版画に近い緻密な表現が特徴です。
起源は18世紀後半のイギリス。のちにフランスにも伝わり
大量に印刷出来ることから、書籍の挿絵に使われることが多かったそうです。
木をふんだんに使ったギャラリーの空間にも合って
とても雰囲気のある素敵な作品展でした。
ギャラリー&カフェ椋