11/24~11/27の4日間「村井盈人 遺作展」が開かれました。
村井盈人(むらいえいじん1899~1976年)は富山県高岡市出身で
日本画、油絵、水墨画を学び、独自の世界を表現した画家です。
中川一政に師事していたこともあり、その画風にも相通じるものをみることができます。
静物画や風景画は味のある筆致と洗練された色彩で描かれ、
観ているものに語りかけてくるような詩情あふれる絵画です。
「売るための絵は描かない」ことを信条にしていた盈人は
あまり広く世間に知られることはありませんでしたが、
生前は棟方志功や武者小路実篤とも親交深く、
実篤をして「威をもって然り、あなたの絵にはかなわない」と評されました。
また、高光一也もその才能を高く評価していました。
展示された作品はすべて個人の大切なコレクションです。
今回が最初で最後の展示ということで、とても貴重な機会を頂きました。
ギャラリー&カフェ椋