11月14日と15日の二日間、ギャラリー椋で
チェコのライアー奏者、ヤン ブラウンシュタインさんによるコンサートが開かれました。
10月の来日以来、埼玉、大阪、浜松、名古屋など全国各地で演奏されていますが、
金沢でのコンサートは今回が初めてです。
古代メソポタミア・エジプト文明にルーツを持つ竪琴は、
より大きな音を出す楽器の登場とともに音楽史から姿を消してしまいましたが、
1926年シュタイナーの人智学を学んだエドモンド・プラハトとローター・ゲルトナーが
音楽療法に適した楽器を模索する中で生まれたのが現代のライアーです。
日本では「千と千尋の神隠し」のエンディングテーマに使われ注目されました。
ヤンさんはドイツで音楽療法士として研修後、
2004年までプラハのシュタイナー学校で教師、音楽療法士として勤務し、
合唱団やオーケストラの指導にもあたっていました。
2012年には伝統あるプラハ音楽院にライアー学科を創設し
学科長として現在に至っています。
レパートリーは古楽、民族音楽、クラシック、ジャズ、現代音楽ととても幅広く
今回はヤンさんの弾き語りも聴かせて頂くことができました。
後半は横浜在住のライアー奏者、宮田美岳(みやたよしたけ)さんも加わって
空からふりそそぐような優しい音色にますます癒されました。
あまりの心地よい響きに寝てしまうお子さんもいたりして・・・(笑)
コンサートのあとのヤンさんへの質問コーナーでは、
皆さんからの質問が次々出てとても盛り上がりました。
ライアーに興味を持ち、習ってみたいと思っている方がこんなにもいらっしゃるとは!
こんな素敵な楽器が皆さんにもっともっと広まると良いですね~♪
ギャラリー&カフェ椋