8/2~8/18まで開かれる「金沢アートスペースリンク」に
ギャラリー椋も初めて参加させて頂きました。
金沢市や近郊の21箇所のギャラリーやアートスペースで
この期間に一斉に“現代美術と工芸”をテーマに企画展を開催します。
ギャラリー椋では8/2~8/7までを会期として
美術作家の大村大悟さんに作品展をお願いしました。
大村さんの作品展は木工を中心とした実用的な作品と
現代美術という二つの切り口から見せる展示になりました。

二階では大きなすり硝子や道を指し示す棒などが
お座敷の空間に無理なく溶け込んで、不思議な存在感を放っていました。

また8月3日(土)は建築家の橋本浩司さんをゲストにお迎えして
大村さんとの対談も開催されました。

対談の主なテーマは「展示スペースと作品の関わりについて」。
橋本さんの手がけた歴史的建造物の修復の様子や
移築の写真などを見せて頂きながら興味深いお話を聞くことができました。
大村さんは様々な展示スペースでの作品の見せ方などを
やはり写真を交えて解説して下さいました。
これまで現代美術の展示といえば白い無機質な空間でなければ
という先入観がありましたが、
どんな個性の強い空間でもそれに合った展示をすることで
作品も生きてくるということを実感しました。

今回の対談を聞きに来られた方々皆さんも
最後まで熱心に聞いてくださり、、
とてもおもしろいお話だったとの感想を頂きました。
ギャラリー・トークは椋としては初めての試みでしたが、
作家の考えをよく知ることで、アートの見方もより楽しくなるように感じました。
金澤町家Gallery&Cafe椋