2010年3月23日(火)
白洲正子のいう「かくれざと」、そんな風景を求めて、滋賀県は湖北の町を訪ねました。
まず、訪れたのは木之本の石道寺と鶏足寺。
春まだ浅い静かな山里にひっそりと息づく二つのお寺。
地元の人々に大切に守られてきた十一面観音像は、
やさしいお顔の、今にもこちらに向かって歩き出しそうな観音様でした。
鶏足寺へ続く古い参道は、人影もなく、歴史の栄枯盛衰を偲ばせます。
木之本から高月へ・・・
渡岸寺観音堂には国宝の十一面観音立像が奉られています。
こちらの観音様は後ろからも拝することができます。
さすが国宝!どこから見ても素晴らしいお姿でした。
高月出身の江戸時代を代表する儒者、雨森芳洲は中国語、韓国語にも堪能で
当時の国際人だったそうです。
雨森芳洲庵