バリ舞踊に魅せられ30数年、現在はバリに暮らす「かるら」こと廣田幸恵さんと、
太極拳を始めて10数年、幼少より異国の地に住む
「かみの」こと中村拓二郎さんによる創作・即興仮面舞踊ユニット「かみのかるら」
お二人の日本での公演がギャラリー椋でも開かれました。
オープニングは、「ルジャン・デウォ~神迎えの舞」
三人は金沢に住みながら、バリのかるらさんにオンラインレッスンを受けているそう
何とも便利な時代ですね!!
「かみのかるら」による仮面舞踏のプログラムは
夏目漱石作「夢十夜 第一夜」、続いて金沢で初演となる
「ギリプトゥリ~海底窟の女神」が披露されました。
その昔流刑地でもあったヌサ・ペニダ島に取材し、民話の要素を取り入れつつ
オリジナルの物語を書き下した創作演目です。
固定された表情であるはずの仮面が踊りによって
喜んでいるように見えたり、悲しんで見えたり、怒っているように見えたり…
現実と夢の世界を行き来するようなとても幻想的な公演でした。
ギャラリー&カフェ椋